鹿島宮とは
●社号
鹿島宮(かしまのみや)
地域の方々には、親しみをこめて「かしまぐう」や「かしまさん」と呼ばれています。
●創建
昭和48(1973)年5月5日
●御祭神
武甕槌大神【たけみかづちのおおかみ】
鹿島神宮の御祭神(茨城県)
経津主大神【ふつぬしのおおかみ】
香取神宮の御祭神(千葉県)
鹿島宮の御本宮は、茨城県の鹿島神宮、千葉県の香取神宮で、それぞれの祭神の御分霊を正式に奉載し祀ってあります。
神話の時代、武甕槌大神【たけみかづちのおおかみ】鹿島神宮の御祭神(茨城県)、経津主大神【ふつぬしのおおかみ】香取神宮の御祭神(千葉県)の二神は、天照大神の命により出雲の国に赴き、大国主神との「国譲り」の交渉を武力を用いず、話し合いで成功させました。その後、各地を平定し、日本国統一の基礎を築いた神様とされています。
昔から剣道場などには、この二神が祭られ、武道や戦勝の神とされています。その理由は、鹿島神宮の神宝で国宝に指定されている「直刀」が、日本最古で最大の刀身を誇る刀であることと、源頼朝の武家政治では「武神」とて崇められ、徳川家康が関ヶ原への出陣にあたって戦勝祈願をした神宮であることに由来しています。
さらに、戦国時代に生涯無敗を誇った「塚原卜伝」の剣法が、鹿島の地で「一の太刀」の極意を会得し、のちに「鹿島新当流」と名付けられ、戦国時代より剣術家たちの間で守護神として広く信仰されたことによるものです。
御神徳は、平和・外交・勝運・開運・安産・交通安全・厄除・縁結びなど、産業経済や人生全般にわたるもので、各方面から厚い信仰があります。
鹿島神宮と香取神宮は、「延喜式」(平安中期の法典)の神名帳に、伊勢神宮(皇大神宮(内宮)・豊受大神宮(外宮))とともに神宮と記されていて、伊勢神宮に次いで、古来より格式のある神宮です。